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月別アーカイブ: 1月 2007

 『往路』

隣人 今僕は夕食のテーブルに着き

隣人 代わり映えすることない今日を思い返す

隣人 君の住むその町ももうすぐきっと

隣人この町と同じような夕暮れが訪れるだろう

そこそこの優しさを身にまとい僕らは往く

それなりの憎しみも合わせ持ち僕らは往く

隣人 僕は今取り留めなく思い続けてる

隣人 教室で声もなく怯える子どもらのことを

隣人 貧しさやか弱さは恥ずべきことなのか?

隣人 裕福や権力には決して勝てないのだろうか?

そこそこの信頼を身にまとい僕らは往く

それなりの裏切りも合わせ持ち僕らは往く

隣人 いつの日かこの日々の向こうには

ほら 僕も君も同じ高さにいる

隣人 今朝僕は酷く悪い夢で目が覚めた

隣人 それなのにどんな夢か思い出せないんだ

隣人 ひとつだけこの指に残ってる感触がある

隣人 僕は多分 いとも容易く引き金を引いたはずだ

そこそこの残酷を身にまとい僕らは往く

それなりの後悔も合わせ持ち僕らは往く

隣人 もし僕が北風に震える日があれば

隣人 君のその温かいスープを飲ませておくれ

隣人 もし君が災難に全てを奪われたなら

隣人 僕のこの温かい毛布を掛けてあげるだろう

限りない欲望にせかされて生きてるけど

譲れないガラクタを抱きしめて歩いて往くよ

隣人 この肌もこの肉もこの骨も

ほら ただの箱だたいした価値などない

隣人 ゆるやかなその坂を登り切れば

ほら 国境などどこにもありはしないだろう

隣人 僕は今夕食のテーブルに着く

今年リリース予定のニューアルバム

「果実」に収録予定の曲です。

今年もよろしくお願いいたします。

Weblog / 2007-01-01 00:43:34

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