今日は18日。あと、三時間もすれば、「イエローフロッグ」でのライブです。
まあ、このコラムがアップする頃には、もう終わってるとは思いますが。
で、来週には、遂に、京都ライブです。そのせいか、今日のライブはそんなに緊張してないみたいです。まあ、一番の敵は、体調でしょう。この歳になると、昔のように無理はききませんからね。なんとしても、ベストの状態で京都に行くので、みんなも
元気な顔を見せてください。
で、今回は、京都ライブ限定発売のアルバム、「Prisoners in The Heaven」の解説。

まず、今回のコンセプトは「日本語のネブラスカ」。

「ネブラスカ」というのは、ブルース・スプリングスティーンの6枚目にあたるアルバム。2枚組の大作「RIVER」と大ヒットアルバム「BORN IN THE USA」の間にリリースされた、実に地味なアルバムで、その大きな特徴は、当時R&Rの代名詞だったブルースが、アコースティックギターとハーモニカだけで、しかも自宅の小規模な機材だけで作り上げたアコースティック・アルバムだということ。
それ故、セールスも伸びず、当時かなりの物議をかもし出した作品です。
なんか、この辺から話してると、凄く長くなるので、まあ、簡単に言うと、僕はそのアルバムに痛く感動した、ということ。で、いつか、自分でも、あんなアルバムが作りたいと思ってたわけです。
実は’88年にリリースしたLPレコードがあって、そのアルバムのコンセプトこそが「日本語のネブラスカ」だったはずなのです。タイトルも「Prisoners in TheHeaven」だったし。ところが、このアルバムの出来が散々だった。このあたりも説明してると長くなるんだけど、一言で言うと、その頃の僕は人に何かを伝えられるよう
な状態には程遠かった、ということです。実際、このアルバムをレコーディングした直後には、僕は京都を離れ、高松で1年半に及ぶサラリーマン生活を送るわけです。

あれから15年余り、やっと今なら作れるかな?ということで今回、再挑戦したわけです。
「Prisoners in The Heaven」というのは、直訳すると「天国の囚人達」ということになるのですが、ここに出てくる「Heaven」というのは、僕の中にずっと存在している架空の街「Heaven’s Town」のことです。「さよなら楽園」のHeavenもこれと同じです。だから、「さよなら楽園」から、「Days in The Sun」までの三部作は、その「Heaven’s Town」を後にして、途中経過の「僕が電話をかけている場所」を経て、「太陽に満ちた日々」を目指す、というストーリーだったわけです。
そういう意味からいうと、この「Prisoners in The Heaven」は、その街から出ることの出来ない人達の物語りだと言えます。非常にネガティブなアルバムです。でも、ここが僕の原点です。ちなみに、「Heaven’s Town」の定義としては、「執行猶予の街」って感じです。すなわち、勝者にも敗者にも、英雄にも悪人にもなれない街。
そして、それをわかっていながら、その泥沼からはいでることのできない人達の物語。僕が、最初に歌い始めたのは、そんな歌達でした。
ざらっとした手触りのアルバムになりましたが、今の時代、敢えて、こんなアルバムも価値があるかな?とも思ってます。
曲紹介については、次回にまわします。丁度、京都が終わった頃にアップになりそうかな?ま、なにが入ってるかわからないほうがいいでしょ?
それでは、「イエローフロッグ」行ってまいります。
来週会おうぜっ!!!

(2005.6.18)

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