みなさーん!憶えてますかー?こんなコーナーあったんですよー!!
ニュー・アルバムのほうが、なんとかめどが立ったので、今回はその特集といきまひょ
か。音は全部終わり。後は印刷物を待つのみです。
2001年の暮れにこっちに戻ってから、今回は本当にゆっくりとステップを踏んで、
やっとここまで来たって感じですね。
20代の頃に音楽に関わってた頃ってのは、やっぱりどっか焦ってたし、自分に出来
ることと、やりたいことの区別もついてなかったりで、結局いつもいらいらしてた気
がします。でも、今回、本当に何にも無くなった所から、何も決めないで、みんなの
声のする方にゆっくり歩いて来たら、ここに辿り着いたって感じです。
今回の2枚っていうのは、今の僕に出来る精一杯です。それぞれ趣の違ったアルバム
ですが、じっくりと向き合い、どっぷりと浸っていただければ幸せです。

では、まず、バラード・アルバム「Rain Of Pain」から。
もともとのコンセプトとしては、依然に出したバラード・アルバム「結露」の続編と
いったものでした。当初はもっとコンパクトで、ちょっとした企画物のつもりだった
のですが、制作していく中で、予想に反して非常にクオリティーの高いモノになって
いき、結果的には、ボリュームたっぷりの作品となりました。これは「ヒヤシンス」
にも言えるのですが、今回は徹底的に生音にこだわりました。これはネットで格安で
手に入れた、真空管マイク「ザイドVT-2000」のお陰と言っていいと思います。とに
かく、前作「トラヴィス」の収益で、かなり機材が充実しました。本当にみなさんの
お陰です。今作の売り上げも、きっちりと音楽に還元していきますので、御協力お願
いいたします。
1.December Fool
’90年の作品。比較的地味な曲ですが、完成度の高い曲で、実は今までも何度かレ
コーディングに挑戦してた曲なんですよ。でもなかなか納得するような出来にはいた
らなかった。今回は大満足です。とにかくアコギの音が素晴らしい。細い雨が降って
るような音にしたかったのですが、かなりそれっぽいと思います。左右の柔らかいス
トロークが僕です。そこに絡んでくる大江さんのギブソンB-25が、まるで、雨の中に
ぽつぽつまぎれてる雪みたいでとても素敵なテイクになりました。
2.雨の日のステラ
これも’90年の作品。とにかく初期の作品の中では人気の高い曲です。ライブでや
るたびに、アンケートでは評価が高かった。特に、’98年、名古屋でやった
「Voices」の時に聴いて気に入ったて声が大きいです。
もともとはアルペジオで演奏するスタイルのバラードだったんですが、最近ではミディ
アム・テンポでやってます。とにかくメロディーが好き。ウエスト・コーストっぽい
3.見つめていたい
同じく’90年の作品。この曲が一番意外な選曲かな?
とにかく本人さえ忘れかけてた曲。今回レコーディングにあたって、過去の曲を全部
並べて、かたっぱしから歌ってみたんですよ。で、一番気持ちよかったのがこの曲。
とにかくシンプルにやりました。
4.Moon After Rain
’00年。比較的新しめの曲。
実はこの曲には叩き台があって、それは「雨の降る理由」って曲で、うちのスタッフ
だった坂根君に半分詩をかいてもらった曲だったんだけど、結局日の目を見ることな
く消えていきました。でも、テーマ的には気に入っててずっと気になってたんですよ。
で、’00年に「ヴェルベット・ムーンにくちづけ」って曲を作った時、ふと思い付
いて、そのアンサー・ソングとして作りました。
今アルバム中最高のテイクだと思ってます。サビのメロディーラインは秀逸です。あ
りそでないって感じ。大江さんのギターも泣かせます!お楽しみに!!
5.憂鬱なモナリザ
’05年の作品。今作中、最も新しい曲です。
「ヴェルベット・ムーンにくちづけ」「彼女の消息」に続く「浜田流ボサポップ」の
系統です。こういうメロ、本能的に好きなんですよ。もう、それだけ。理屈とか何も
ないです。
6.Hard Rain
’90年の作品。実は、「December Fool」と「雨の日のステラ」とこの曲は同じ日
に、つまり一晩で3曲出来たんですよ。本当、あの頃は何か憑いてたって思うぐらい
曲がポンポン出来ましたね。
この曲も当時人気のあった曲で、レコーディングの度にいつ入れようかと迷ってるう
ちに今日まで来てしまいました。もともと8ビートのロックっぽいアレンジの曲だっ
たんですけど、今回はしっとりと。イメージとしては、ロックバンドがライブの途中
で、楽器をアコに持ち替えてサラっとやる感じ。例えばストーンズの「アンジー」と
か、日本でいうと、モッズやスライダース。下世話なとこでは、甲斐バンドの「安奈」
みたいな感じ。このアレンジかなり気に入ってます。京都ライブで金田君とやった曲
です。
7.6月の水彩画
’92年の作品。これも露出の少ない曲です。とても気に入ってる曲なんだけど、ピ
アノ向きの曲なので、なかなか演奏する機会がなかったですね。今回はギター2本で
やってみました。
8.ゆるやかに壊れていく感じ
’05年の作品。
今年の初め頃、ゴミ収集の仕事中、ふとフレーズが浮かんで出来た曲。この曲も単な
る美意識的な趣味。コード進行はいかにも浜田っぽいですが、3拍子ってのが珍しい
かな?
9.Missing Link
’90~91年にかけての曲。
今回当初は収録するつもりだったのですが、レコーディングしていくうちに、「今回
結構曲もあるし、次に取っておこうか」と思い、つい出し惜しみから、一度は収録予
定からはずした曲です。でも、僕のサイトにやっと辿り着いたリスナーの方から、1
0年以上にわたるこの曲への思いを聞かせていただき、急きょレコーディングしまし
た。うん、やっぱり名曲です。(手前味噌ですみません)実はエンディングのところ
に仕掛けがあって、演奏の中に朗読がはいってます。よーく聴かないと聞き取りにく
いです。実はこれもある曲の歌詞を少しいじったものです。相当にコアなリスナーじゃ
ないとわからないと思いますが、わかったかたはお知らせ下さい。ねぎらいます。
10.A Piece Of Pain
’91年の作品。これはね、いつかやらなきゃって思ってた曲。ただ音域が広くて、
つい避けちゃってました。良いテイクです。
11.アドレス
’89年の作品。小品なんだけど、とっても好きな曲。
高松でのサラリーマン生活をやめて、再び京都に戻ったころに作った曲。結構失業保
険とかが降りて凄く怠惰な生活を送ってて、で後輩の後藤君や、なかじんまくんなん
かを連れて、よく伏見の青少年科学センターのプラネタリウムとか行ってたんですよ。
で、時々、つくづく自分はダメ人間だなあ、とか思うことがあって、そんな時作った
歌。今回、全くエフェクトをかけずに素の音を録音しました。ヘッドフォンとかで聴
いてもらうと、すぐ後ろで歌ってるような感じになってると思います。

とこんな感じです。タイトルの「Rain Of Pain」からも分かるように、雨にまつわる
曲を多くピックアップしました。雨と月って本当に僕の曲には多く出て来ますもんね。

ひや~、もう2時間も書いてる。でもまだ「ヒヤシンス」がある。がんばって書くの
で、がんばって読んでね。

ただし、「ヒヤシンス」の方には多くは触れません。是非自分の耳でまっすぐに向か
い合って下さい。

1.冷たいスープ
壊れてるんじゃないですよ。こういう音です。ラジオのチューニングを合わせるよう
にゆっくりと「ヒヤシンス」の世界に入って来てください。ただし今回は目撃者では
終われませんよ。共犯者になる勇気がありますか?
2.Stay The Night
中村在住のギタリスト、安田利一(としかずと読むが、僕等はりいちさんと呼んでい
る)さんとのコラボレーション。脈拍と体温が少し上がってくれればと思ってやりま
した。
3.High Heel Blues
これも利一さんとのコラボ。バックのアコギは大江さん。歌の後ろに絡んでるのが利
一さんのギブソンのLー5。かなりのヴィンテージもの。渋い音です。感想のアコギ
のソロは利一さんに、僕の復活したギブソンJー45を弾いてもらいました。実に艶
があって素晴らしい音で録れました。
4.ぼくは君を探しに来たんだ
これは友部正人さんの曲のカバーです。ちゃんと本人に了承取ってます。
ライブの打ち上げの時、調子に乗って「来年出すアルバムで、カバーさせてもらって
いいですか」ととんでもないお願いをしたところ「うん、いいよ」というありがたい
お言葉。あのねえ、みなさん知らないかもしれませんが、凄い人よ。シオンや佐野さ
んなんかが、最もリスペクトしてるミュージシャンですよ。谷川俊太郎なんかと並ぶ
詩人ですよ。身にあまる幸せです。どの曲やろうかと悩みましたが、僕が最初に好き
になったこの曲にしました。アレンジもあれこれ考えたけど、オーソドックスなど真
ん中でいったりました。でもいい仕上がりだと思います。
5.ヒヤシンス
ここから先は有る種の覚悟を持って聴いて下さい。詳しくは書きません。
僕も刺される覚悟で作りました。
6.雨を待つ人
ヒヤシンスとこの曲の2曲は、発表するにあたってかなりの葛藤がありました。売れ
てないとはいえ、どこで誰が聴くかわかりませんし、以前ああいう書き込みもありま
したし。もはやもうポップスとは言えないかも知れません。
あえて、この歌詩をこのメロディー(長渕風なのは意図的です)で歌ったのは僕なり
の精一杯の皮肉です。
7.パレードを抜け出せ!
僕の曲の主人公達は、実際の世界では傍役達です。そんなお前等のテーマソングだ!!
とにかく知的で野蛮なロックンロールをやりたかった。
8.長い手紙
「優しさだけでもう充分なんだよ。強さなんて邪魔なんだよ」
9.しっぽのワルツ
この曲の詩は、かみさんのはまなおが作りました。
こんなアルバムだからこそ、こんな曲が必要だったのです。

さあ、待ったナシです。心臓の弱い方は「Rain Of Pain」の方をお薦めします。
ばんばん売ってライブに行くぞーっ!!御協力を!!!

(2005.12.27)

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